HP では、2005 年 7 月より販売されているすべての DeskJet、Photosmart、およびOfficejet インクジェット プリンタおよびオールインワンについて、業界標準のインク カートリッジ印刷可能枚数の測定方法 (ISO/IEC 24711) に基づいた印刷可能枚数データを公開しています(レーザー プリンタの印刷可能枚数については、を参照してください)。
ISO 24711 における測定方法ガイドラインに従い、1 セット5ページ (8.5x11 インチ) の標準セットをカートリッジが消耗するまで連続印字します。さまざまな理由により、これらの測定条件は日常的な使用でユーザーが直面する状況が反映されていない可能性があります。ISO 規格の印刷可能枚数は、比較を目的とした目安としてのみ使用してください。HP プリンタおよびカートリッジの実際に印刷可能枚数を予測するものではありません。 実際の印刷可能枚数は、印刷されたページの内容、印刷の頻度、印刷セットアップ時に使用されるインク、およびその他の要因に基づき、大きく異なります。
ISO の 5 ページの標準セットは、テキストおよび画像が混在するページ、モノクロおよびカラーが混在するページで構成されます (下図参照)。
実際の印刷可能枚数は、ページに含まれる印字総数によって異なります。下のような密度の高いドキュメントの場合、ISO 標準よりも印刷可能枚数が減ります。一方、下の組織図のような密度の低いドキュメントの場合は、ISO 標準よりも印刷可能枚数が増します。主に単色を使用した印刷では、そのカラーについて印刷可能枚数が減り、使用量の少ないカラーについては印刷可能枚数が増します。実際の印刷可能枚数は、印刷する内容によって異なります。
HP では、フォト印刷については、別の標準印刷可能枚数測定を行っています。 。
インクジェット プリンタのユーザーによっては、1 回の印刷で数ページを出力し、印刷ジョブ間の間隔は数時間、場合によっては数日であることが予測されます。間隔をおいて印刷の実行/停止を繰り返すと、インクジェット プリンタはプリント ノズルの汚れを落とし、インクが滑らかに流れるよう維持するために、いくらかのインクを消耗します。これはプリンタの状態を正常な状態に保つため重要であり、これによりプリンタの使用開始時の印刷品質を維持し続けることができます。ただし、この場合の印刷可能枚数は、同じ内容を継続して印刷する場合よりも少なくなる可能性があります。
一部の HP インクジェット プリンタについては、プリンタの使用開始時に取り付けた最初のカートリッジのインクが使用されます。 このときの一回だけ行われるインクの使用は、ISO 24711 テストには含まれていませんが、最初に使用したカートリッジの印刷可能枚数に影響する可能性があります。なお、一部の HP インクジェット プリンタのプリンタ ボックスには予備カートリッジが含まれています。このカートリッジの印刷可能枚数は、HP 補充カートリッジよりも少ない場合があります。HP のプリンタ パッケージには、そのプリンタに予備カートリッジが付属しているかどうかが記載されています。
HP インクジェット プリンタのインク使用に関する詳細は、を参照してください。
HP が公開する印刷可能枚数のデータは、ISO 規格の「インクジェットプリンタ及びプリンタ複合機のカラーインクカートリッジ印字可能枚数測定方法」(ISO/IEC 24711) に基づいています。
ISO/IEC の印刷規格の詳細については、 www.iso.org/jtc1/sc28 を参照してください
ISO は157か国が加盟する標準化機関のネットワークで、1 か国あたり 1 人のメンバーで構成されています。この組織を統括する中央事務局はスイスのジュネーブにあります。
非政府組織であり、公的機関と民間の橋渡しとしての役割りを担っています。 メンバーが所属する機関の中には、その国の政府組織の一部、または政府から委任された機関があります。 その一方で、国内の民間企業団体を代表する、民間組織からのメンバーもいます。
したがって ISO は、ビジネス要件と幅広い社会のニーズの両方を満たすソリューションに関する意見をまとめることができます。 ISO の詳細については、 www.iso.org を参照してください。.
HP では、各インクジェット プリンタに対応する推奨カートリッジごとの印刷可能枚数を測定し、公開しています。 大体が ISO 規格の印刷可能枚数になります。 主な例外としては、フォト印刷で主に使用されるカートリッジが挙げられます。これについては、フォト印刷可能枚数を公開しています (を参照してください)。
独立型のカラー インク カートリッジ採用のプリンタについては、3 色 コンポジット印刷の印刷可能枚数を測定したデータを公開しています。 コンポジット印刷可能枚数は、ISO 24711 のレポート方法に基づきます。このレポート方法では、シアン、マゼンダ、およびイエローのインク カートリッジの平均印刷可能枚数が示されています。 黒については、別途印刷可能枚数を公開しています。
ほとんどの HP インクジェット カートリッジは複数のプリンタ モデルで使用されています。実際のカートリッジの印刷可能枚数は、プリンタによって異なります (通常、差は大きくありません)。 通常、HP では、測定対象のカートリッジを最初に採用するプリンタの印刷可能枚数に基づいて、カートリッジの参考印刷可能枚数を決定します。結果として、カートリッジの参考印刷可能枚数は、ユーザーのプリンタで得られる結果とは異なる可能性があります。 HP インクジェット カートリッジの参考印刷可能枚数は常に、複数のカートリッジを組み合わせた場合の印刷可能枚数ではなく、個々のカートリッジの刷可能枚数として示されています。 下記の例は、DeskJet 6540 を使用して、94 および 95 のカートリッジの参考印刷可能枚数を測定したものです。
番号 | カートリッジ参考データ | Deskjet 6540 | Deskjet 6620 | Photosmart B8350 シリーズ |
Officejet H470 |
---|---|---|---|---|---|
94 | 480 | 480 | 490 | 480 | 500 |
95 | 330 | 330 | 330 | 310 | 330 |
個々のカートリッジの測定結果についても、テストはすべてのカートリッジを取り付けて実行されています。 インクジェット プリンタでは、通常、テキストおよび画像を印刷する際に、複数のカートリッジが使用されます。。HP プリンタでは、多くの場合、複数の種類のカートリッジを使用することができるため、異なる種類のカートリッジの組み合わせが可能です。このような場合、1 つのカートリッジの印刷可能枚数が、一緒に使用する他のカートリッジの影響を受ける可能性があります。 各プリンタで使用されるカートリッジの組み合わせの詳細については、。
一部の HP プリンタおよびカートリッジの旧製品、また主に大きいサイズの大きい画像の印刷で使用するカートリッジについては、カートリッジの印刷可能枚数データがありません。
インクの量(ミリリットル)に関するデータは、カートリッジ1つでどのくらいのページを印刷できるかという情報の補足として使用してください。2005年7月以降に導入されたインクカートリッジおよびそのインクカートリッジを使用する、Deskjet、Photosmart および Officejet のプリンターなどのインクの量に関する情報は、カートリッジ製造時に注入されるインクの量をもとにして提供され、抽出されるインクの量は基にしていません。2005年7月以前に導入されたプリンターに使用されるインクジェットカートリッジに関するインクの量の情報は、抽出されるインクの量に基づいています。DesignJetのように、工業用あるいは営業用に使用されるカートリッジも、インクの量の情報は、抽出されるインクの量に基づきます。HPは、異なるタイプのカートリッジを使用するプリンターを、インクの量だけをもとにして比較することはお奨めしません。異なるタイプのプリンターは、インクの使用状況も異なる可能性があります((詳細はを参照)。異なるタイプのプリンターをインクの量だけで比較するのは適切ではありません。何枚印刷できるのかという情報も、インクの量と共に顧客にとって役に立つ情報となります。
印字可能枚数は、コスト決定要素の 1 つに過ぎません。この他に、品質、信頼性、生産性、効率もコストに影響を与える要素になります。 最終的にコストと時間を節約するのは、正確に動作する製品です。 インクジェット プリンタを選択する場合、ユーザー自身の印刷ニーズを必ず考慮してください。